画廊新春企画

 

42 Artists NEW YEAR GROUP SHOW 2021

Make the KNOTS「結び目」をつくる

Part Ⅱ

画廊新春企画

 

42 Artists NEW YEAR GROUP SHOW 2021

Make the KNOTS「結び目」をつくる

Part Ⅰ

Part Ⅰ

作家コメント

Ishizuka Sakurako

石塚 桜子

 

水性と油性のミクストメディアを用いて物質感を持たせて現したい原始心性。フォーカスする視点。

 

Inoue Osamu

井上 治

 

これらの作品は以前にsimpleさを追求していた頃の作品を、今の私の感性で再構成した作品で、過去と現在の感性の結びつきです。再構成ではあっても、simpleさは貫きたいと思っています。表面的でなく内面性の表現を目指しています。

 

Eto Reina

江藤 玲奈

 

誰もが輝き、自由に飛び回れる世界を願って。

 

Ogue Shun

小久江 峻

 

呼吸をテーマに、綿を筆として用いて油彩画を制作しています。

誰かと関わりを持つとき、お互いの呼吸が合う事もあれば、思い通りにいかず気持ちを逃す余白が必要な事もあります。それはまるで蝶々結びの様で、結び目の強さと遊びが共存しているようです。

今回の作品は、身近な大切な人との関わり合いの中で生まれた息遣いです。

 

Kawabata Kaoru

川端 薫

 

今回の展覧会のテーマが「結び目」ということで、何か制作のヒントになるものはないかと調べていたら、「結び目理論」というものを見つけた。普通、結び目というと蝶結びのように紐の端っこがどこかにあるものだが、数学上の結び目は曖昧さを回避するために両端が閉じられ、輪っか状にされている。この非現実的な結び目を実体化させると、こうなった。

Kitajima Yusuke

北嶋 勇佑

 

"恋や人、時にお金と生活の中では様々な出会い、巡り合わせがあります。

暗いニュース多いこの時世に少しでも明るい気持ちになれるよう、「縁結び」をテーマに思いを込めて制作しました。

 

Kimura Momoko

木村 桃子

 

年は一時的にですが生活と仕事と制作の全てが家にあり、台所が行動の中心にあったのです。

水も火もある台所では作品を接着する糊を米と柿渋から作ることにしました。身の回りにあるものから分断されたものを結ぶことを考え取り入れました。

 

余談ですが柿渋はコロナの不活性化の効果があるようです。困難な状況でも発見を楽しみたいですね。

 


Gokurakudo

極楽堂

 

今回は「結び目」というテーマに、「自然と人為の結び」を重ねてみました。

素材も色彩も自然のままを良しとしました。

 

Sanpei Glass

三平硝子企画

 

幻覚世界 ~瞼落ちる時~

 「人間」やめました。

結ぶ手

 化け物の皮をかぶった人間たちの世界。

結び目

 たくさんの目玉があるのって好きなんですよ。

 

Shimizu Kana

清水 佳奈

 

水族館で海月の水槽の前に立ち止まった。

彼らは狭い水槽の中を絡まり合いながら漂っていた。

私達もまるで水槽の中の海月。

知らず知らずのうちに、絡まりほどけて、遠のいてはまた結び合う。

たとえ水の流れが変わっても、何処かで誰かと繋がっていく。

 

Shindo Kyoko

新藤 杏子

 

昨年、歴史にも残るようなコロナの蔓延があり、みな思うことがたくさんあったかと思います。

私も例に漏れず、この不安感や閉塞感を多分に感じる一年でした。

それと同時に、日常を送っていく、日々を営んでいくことを描く、という自分自身のコンセプトを見つめ直し、より強固になったきっかけであると思っています。

今回の3点はその日々の営みから生まれたものです。

過去作ではありますが、ずっとどのタイミングで出すべきだろう、と考えあぐね、未発表だった3点でした。

去年、そしてこれから、を考えた時に、私自身ありふれた日常の中から生まれてきたこの作品をあえて展示してもらいたい、と考えこの3点を今までとこれからの「結び目」として出展致しました。

どうぞそれぞれの日常と作品を重ねて見ていただければ幸いです。

 

Suzuki Hiroshi

鈴木 比呂志

 

デカルコマニー(絵の具の転写)によって現れたRhizome(根茎)の輪郭線のみを削り出してみました。

 

Tachi Yasuko

館 泰子

 

日本古来の美しい紐「水引」が思い浮かぶ。 

「水引」は、物事を浄化し清め、邪気を祓う力があると言う。

このコロナ禍の終息を願う新年には、打って付けの素材ではないだろうか。

そして「結ぶ」が、偶然にも私の作品を平面から立体へと導いてくれた。

柔軟性が生み出した作品たちが、これからの制作の道標になるであろう。

 


Nagao Tomomi

永尾 知己

 

結目、人の縁、文章の結末、おむすびなど様々な意味を持つ”結び”。

その構造には人間の知恵が集結し、機能的かつ美しいフォルムを作り出す。

人間が築きあげた叡智の源と言える。人間の無限の創造力の中からその力強いフォルムが誕生した瞬間をイメージした。

 

Hamada Michiko

濵田 路子

 

自分で撮影した写真をもとに木版画を制作している。

「知っている」と思っていた人やものを二次元に閉じ込めるときに、自分が知らないことが起きている感覚になるときがある。

ふと自分の知らないモチーフの一面を見る気がする。自分が自分を懐柔出来ない部分を、版画という技法を通じて露呈させていきたい。

 

Hirabayashi Takahiro

平林 孝央

 

彼岸と此岸を結びつける夢の世界がテーマです。夢でも特にお正月や祝事にちなみ夢を食べる空想の生き物の獏、初夢の富士、縁起物の祝鯛を描きました。

本作を見てくださった方々に幸多からんことを。

 

Fukuda Mina

福田 美菜

 

今回のテーマである「結び目」を分解してみると、そこにはきゅっとした”圧縮”と、それに対する”反発”があるのではないかと思いました。圧縮と反発、そしてそこからの飛翔を表現しました。

 

Funayama Kanae

船山 佳苗

 

結び目が出来、ほどけると跡形も無くなります。

今回のテーマを聞いて、人の命の事にしか思えませんでした。

見えなくなっても、かつて確かにそこに結び目は在ったということ、その痕跡が重なって今を作っているということを大切にしたいと思い、その層を描きました。

 

Murase Toshi

村瀬 都思

 

何かと何かが結びついたとき私たちはどことも言えない泡の中から這い出して、今いる世界に接することになったのかもしれません。そうして確かなものの上に立っている、と思っていても結局はまた泡の中を転々としているのかもしれません。かつていた泡はどんなところだったのか?などとたまにはのんびり考えるのもいいでしょう。

 


Yamabuki Nori

山ぶき・のり

 

作品コンセプトは「ポスト自然と生命」。

人間だけでなくカラスやネズミなど、多くの生命が「都市」で生きている。

我ら生命にとってコンクリートなジャングルは、「ポスト自然」なのだ。

版画に使う漆は、ポスト自然に対する「リアル自然」のメタファーとして作品に登場している。

 

Yamamoto Ayumu

 山本 亜由夢

 

全ての絵に穏やかさや休日の優雅な感じを意識して描いています。

ただそれが損なわれてしまうかもしれないという恐れや怒りこそが私の手を動かさせています。